お金がない!

2001年7月3日

苦しい。お金がなさすぎる。
もう一銭たりともないくせに、なぜか温泉旅行に予約している自分がいるし・・・。明日、学生センターに行って単発バイト探さなきゃ。
お金が無いときって気分が憂鬱になる。しかも無いときに限ってバーゲンとかやる時期と重なるんだよね。くぅー。このやるせなさをどこにぶつけりゃいいのさ。

久しぶりに寺山修司の本を読む。おもしろい!よくこんなに自分の小さい頃のことをこと細かく覚えているなぁ。日経新聞の「私の履歴書」でもそうだけど、幼少期のことをあんなに詳しく書けるだろうか?

私の小さい頃の記憶といったら、家の前で雨の日に殺された女の人を見たことくらいだろうか。あれは衝撃的だった。
たぶん小学校1年生の時だったと思う。
両親が働いているため、私は鍵っ子だった。私はその日いつものように鍵を開けて家に入ったが、一人で家にいるのは寂しく、雨がざぁざぁ降っているというのになぜか縄跳びを持って外に出たのだった。

一人で外にでてみると10M先のほうに血まみれになった近所のおばさんが倒れているのを見た。
一体あれは何だろう?
人間は想像も出来ないことが起きるとただ呆然とすることしかできない。雨の中にぐったりと倒れたおばさんの前で幼い私はただ縄跳びをもって立っていた。
少したって近所の人が気付いて救急車や警察が来て一件落着となった。そのおばさんは愛人と別れ話がもつれて殺されたそうだ。

数日後、警察が第一発見者である私にその時の状況を聞きに家に来た。私はその時、「雨の中で縄跳びがやりたくなったから外にでました」と言うのがなぜかどうしても恥ずかしくて言えなかった。だからこう言って嘘をついた。「家に入る前に変な予感がして振り向いたらおばさんが倒れてたんです。」

殺人事件の第一発見者であるということでおかしな自負が芽生えた私は、その上警察という社会の絶対権力に嘘を付くことで大人社会と対等な立場になっている気がした。そして子供心にちょっとした優越感に浸ったことを覚えている。今思えば大した嘘じゃなかったんだな。

それにしてもあの時の光景は今でも忘れることができない。あれは子供の私に何か影響したんだろうか?

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